四条大宮から京福電鉄嵐山本線の「太秦広隆寺」駅で下車、太秦交差点を広隆寺壁面に沿って府道131号を北へ徒歩5分、左手に大酒神社の鳥居が見えます。
なんと!広隆寺の縁起である「広隆寺来由記」によると大酒神社の主祭神は【秦始皇帝】、【弓月君(ゆづきのきみ)】、【秦酒公(はたのさけのきみ)】となっています。

応神天皇(15代天皇:300年前後・古墳時代)の時代、秦の始皇帝の13代目の孫とされる【弓月君(ゆづきのきみ)】が多くの人々を率いて渡来し、養蚕、機織りの職にて朝廷に仕えたとされており、その子孫が秦氏とされており、この太秦一帯を根城とし、全国の農耕、土木、酒造りなど産業の発展に大いに功績したとされています。その秦氏族の祖神【秦の酒公(はたのさけきみ)】を祀っているのがここ大酒神社です。

大酒神社の祭礼として、10月12日夜に行われる「牛祭(うしまつり)」は京都の三大奇祭の一つに数えられています。

その他の二つは、今宮神社(北区紫野)「玄武やすらい祭」、由岐神社(左京区鞍馬)「鞍馬の火祭」です。
以 上