期間:2026年3月11日(水) 〜 3月16日(月)
会場:阪神梅田本店1階「食祭テラス」

会場に近づくと三線と歌声が、、、急いでライブスペースへ ♪ ♪ ♪
三線のやさしい音色と琉球音階は、なぜか懐かしく心が落ち着きます。
そして、ライブが最高潮に盛り上がったら “オジー自慢のオリオンビール” の出番です。片手にビールはありませんでしたが「あり、乾杯!」と掛け声でしっかり参加しました。

会場には、台湾と沖縄の人気グルメがずらりと並びました。台湾の定番料理である水餃子やちまきのほか、沖縄の黒糖を使った蒸し菓子「アガラサー」など、現地で親しまれている味が気軽に楽しめるラインナップ。さらに香り豊かな阿里山コーヒーや台湾のクラフトビール、泡盛などのドリンクも揃い、南国の食文化をゆっくりと味わうことができました。

「黒糖アガラサー」は、沖縄の法事料理として、子供たちのおやつとして、昔から親しまれてきました。卵・油・牛乳・バター・白砂糖を使わず、小麦粉とふくらし粉、沖縄県産の黒糖を溶かした液をざっくり混ぜて蒸すだけの素朴でヘルシーな蒸し菓子です。手のひらほどの大きさで食べごたえがあり、もっちりふわふわの食感が特徴。ときどき現れる黒糖のかたまりがアクセント!
沖縄の学校給食にも採用され、子どもたちの食育にも役立てられているそうです。沖縄独特の優しいおいしさを今も伝えるアガラサー。物産展などで見かけたら、ぜひ一度食べてみてください ♪

また、グルメだけでなく文化イベントも魅力のひとつ。
台湾や沖縄に関する書籍の先行販売をはじめ、音楽ライブやトークイベントなども行われ、食をきっかけに両地域の文化や歴史に触れられる機会となりました。屋台のようなにぎやかな雰囲気のなかで南の島々の空気を感じることができました。

今回は残念ながらお酒の販売はありませんでしたが、「チュラネシラBAR」が併設されていたので、締めくくりに一杯いただいてから帰りました。梅田の真ん中にいながら、台湾と沖縄の魅力を味わえる、心躍る “亜熱帯フードトリップ” でした。

最後にひとつ、、、皆さんは “カンカラ三線” をご存じでしょうか。
高価な三線を手にすることが難しかった庶民が、空き缶やブリキ缶を胴に、樫の木や廃材を棹に、弦には電話線や細い鋼線を用いるなど、身近にある材料で作り上げた楽器で、戦前から存在していました。
やがて第二次世界大戦により沖縄は焦土と化します。すべてを失った人々にとって、歌と三線は心の拠り所でした。本物の三線が手に入らない中、人々は戦前から子どもたちが作っていたカンカラ三線を思い出し、米軍の配給品の空き缶や電話線、廃材を使って再び作り始めました。その素朴でやさしい音色は、人々の悲しみを癒やし、生きる希望を支える存在となりました。この歴史と独特の温かな響きこそが、カンカラ三線の大きな魅力といえるでしょう。
現在では、カンカラ三線は単なる楽器を超え、平和の大切さを次世代へ伝える象徴としても親しまれています。学校の平和学習などでも取り上げられ、子どもたちが音楽を通して沖縄の歴史と平和について考える貴重な教材となっています。