西宮神社では、毎年1月10日の午前6時に表大門が開き、参詣者が約230mの参道を一気に走り抜け、そして一番早く拝殿にたどり着いたものを「一番福」と呼称し、3着までのものを「福男」として昇殿させ、神社が彼らを認定する【十日戎開門神事・福男選び】が行われています。
西宮神社は、日本を代表する酒どころ「灘五郷」の一地域「西宮郷」に位置しており、神社境内地に酒蔵に関係する二つの国登録有形文化財を紹介します。
その一つは【嘉永橋】(かえいばし)
西宮郷の酒蔵中が施主となって嘉永元年(1848年)に建造した太鼓橋。
西宮神苑池から松尾神社(江戸時代、西宮郷酒蔵が共同で創建)参拝のため架橋された全長6mの花崗岩製。
二つめは【瑞寳橋】(ずいほうばし)
西宮郷の白鷹辰馬家初代悦叟が明治40年に奉納した太鼓橋。
2代目悦蔵が青銅欄干を付設改修。
西宮神社苑池に架かる石橋の一つで全長約5.5mの花崗岩製。